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PER(株価収益率)
どんなもの
株価を1株当たり利益(EPS)で割った値です。1年分の利益に対して投資家がいくら支払っているかを示します。
使い方
同じ業界の似た企業、その企業自身の過去、そして成長率と比べます。PERが低いと割安の可能性があり、高いと投資家がより高い成長を期待していることを意味します。
例: A社の株価は3,000、EPSは150なので、PER = 3,000 ÷ 150 = 20です。同業のB社は株価1,800、EPS150なのでPER = 12です。B社の方が割安に見えますが、理由の確認が必要です。A社の方が成長が速いのかもしれません。
⚠ 注意点: 利益がこれから減る場合、低PERは「割安の罠」になり得ます。一時的な利益で利益が歪むこともあり、赤字企業ではPERは意味を持ちません。
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PBR(株価純資産倍率)
どんなもの
株価を1株当たり純資産(負債を差し引いた純資産を株数で割ったもの)で割った値です。市場価格と会計上の企業価値を比べます。
使い方
銀行、製造業、不動産など資産の多い業種で主に使います。PBRが1倍未満なら、市場は企業を純資産より低く評価しています。同業他社やROEとあわせて比べましょう。
例: 純資産が100,000、株数が100株の企業の1株当たり純資産は1,000です。株価が1,200ならPBR = 1.2倍です。株価が800に下がるとPBR = 0.8倍で、市場は純資産より低く評価しています。その理由を考えましょう。
⚠ 注意点: 簿価は実際の価値を反映しない場合があります。資産が過大評価されていたり陳腐化していたりすることもあり、ソフトウェア企業のような資産の少ない企業は当然PBRが高くなります。PBRが低いだけでは買いのサインになりません。
3
ROE(自己資本利益率)
どんなもの
当期純利益を自己資本で割ったもので、パーセントで表します。企業が株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えているかを示します。
使い方
数年にわたって安定して良好な水準かを見ます。多くの市場でおおむね8〜10%以上が一つの目安です。同じ業界内で比べ、負債比率とあわせて確認しましょう。
例: X社は自己資本1億に対して純利益1,000万なので、ROE = 10%です。Y社は自己資本5,000万に対して純利益1,000万なので、ROE = 20%です。Y社の方が効率的に見えますが、多額の借入で達成しているなら、リスクも大きくなります。
⚠ 注意点: ROEは、多額の負債や、自社株買い・赤字で自己資本が小さくなったことによって高く見えることがあります。1年だけの一時的な利益も誤解のもとなので、推移と負債水準を確認しましょう。
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売上高と利益の成長率
どんなもの
企業の売上高と利益(多くはEPS)が前年からどれだけ変化したかをパーセントで示したものです。事業が拡大しているのか、停滞しているのか、縮小しているのかがわかります。
使い方
1年ではなく3〜5年のデータを見ます。健全な企業は通常、売上と利益がともに伸びます。高いPERには強い成長が必要なので、成長率とPERをあわせて比べましょう。
例: 売上高が2年で100→110→121と推移すれば、年10%の成長です。EPSが5から6になれば、(6−5)÷5 = 20%の成長です。利益が売上より速く伸びているのは、一時的な利益によるものでなければ良い兆候といえます。
⚠ 注意点: 過去の成長が将来の成長を保証するわけではありません。多額の借入や買収、会計上の利益による成長は続かないことがあり、企業が大きくなるほど成長率は鈍ります。
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負債比率(D/Eレシオ)
どんなもの
有利子負債などの負債合計を自己資本で割った値で、企業がどれだけ借入に頼っているかを示します。日本では、自己資本比率(自己資本÷総資産)もよく使われます。
使い方
一般に負債が少ないほど、不況時に強い企業といえます。業界の水準と比べ、営業利益が利息の支払いを十分にカバーしているかも確認しましょう。
例: P社は負債40、自己資本100なのでD/E = 0.4です。Q社は負債200、自己資本100なのでD/E = 2.0です。売上が落ちたとき、Q社は固定的な利払いのためP社よりはるかに脆弱です。
⚠ 注意点: 許容される負債水準は業種によって異なります。銀行、公益事業、不動産は通常、ソフトウェア企業よりはるかに多くの負債を抱えるため、同じ業界内でのみ比較しましょう。